スーパーから帰って買い物袋を広げると、「あれ、これいつ使うんだっけ?」というものが混ざっていた経験、ありませんか。特売シールに引き寄せられたり、目についたお菓子をついカゴに入れたりと、スーパーは衝動買いを誘う仕掛けで溢れています。

節約を意識しているのに毎回食費が予算オーバーしてしまう人の多くが、「買い物前」ではなく「買い物中」に問題を抱えています。では、スーパーでの無駄遣いを防いでいる人たちは何をしているのでしょうか。

衝動買いが起きる仕組み

スーパーの陳列は、衝動買いを生みやすいように設計されています。入口近くに花や野菜を置いて「新鮮さ」の印象を作り、特売コーナーを通らないと目的の売場に着けない動線、目の高さに利益率の高い商品を並べる棚割り。これはぜんぶ、余計なものを買わせるための仕掛けなんです。

加えて、買い物中は「カゴにこれだけ入った、合計いくらかな?」という把握が難しいため、財布の感覚が鈍くなりがちです。気づいたらレジで予想より1,000円〜2,000円高かった、という経験も珍しくありません。

節約上手が変えた「たった1つの習慣」

それは、「買い物前にメモを作り、入店前に合計の目安を把握しておく」ことです。

シンプルに聞こえますが、「メモを作る」だけと「合計を事前に把握する」のには大きな差があります。

メモに書いた商品の合計がだいたい2,800円だとわかっていれば、特売の菓子をカゴに入れようとしたとき「これを足すと3,500円になる。今日の予算は3,000円だったな」と立ち止まれます。

合計を知らないままだと、「特売だし買っておこう」という判断になりがちです。

月にどれくらい変わる?

衝動買いの金額は1回あたり小さくても、頻度によって積み重なると無視できません。1回500円の衝動買いを例にすると、次のようになります。

衝動買いの頻度 1回の金額 1か月の合計金額
週1回 500円 約2,000円
週3回 500円 約6,000円
毎日 500円 約15,000円

週3回スーパーに行くたびに500円の衝動買いをしていれば、月6,000円・年間7万円以上の差になります。これが食費の「なぜか予算オーバー」の正体だったりします。

効果的な買い物メモの作り方

1. 冷蔵庫の前でメモする

スーパーに行く前に冷蔵庫・冷凍庫・ストックの棚を確認し、必要なものだけメモします。「あったかも…」でカゴに入れるのが無駄の原因なので、確認してから出発するだけで重複買いが減ります。

2. 大まかでいいので金額を書いておく

「鶏むね肉(300円くらい)」「卵(250円くらい)」と書いておくだけで、入店前に合計の目安がわかります。特売で予想より安かった分は「余裕」として使えます。

3. メモ外の商品は「今日じゃなくていい」と決める

「おいしそうだけどメモにない」商品は、次回買うかどうか考えます。一晩置いても欲しければ次回リストに追加。その場の勢いで買ったものが「必要なかった」に変わることが多いです。

スマホアプリで事前計算を習慣に

紙のメモに金額を書いて足し算するのは少し手間がかかります。買い物メモアプリを使うと、商品を入力するだけで合計がその場で計算され、入店前でも買い物中でも「今いくらかな」がすぐわかります。

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